はじめに|本記事の範囲と目的
『呪われ巫女わが道をゆく』は、西洋ファンタジーの世界観に、日本神話の神々をモチーフにしたキャラクターたちが登場する、ちょっと不思議なノベル系RPGです。ストーリーが進むごとに、神話の知識がある人も、ない人も、「あれ?これって…」と気づく仕掛けがいくつも用意されています。
この攻略記事では、ゲームの序盤にあたる「オノゴロ村」から「ヨモツ鉱山都市の炭鉱ボス撃破」までの進行ルートを中心に解説します。まだ仲間も少なく、装備も心もとない時期ですが、ここをうまく乗り切ることで、この先の冒険がずっと楽になります。
この記事でわかること
- 初期資金で何を買うのが正解か
 - 敵と効率よく戦いながらお金や経験値を稼ぐコツ
 - 最初の仲間「スクナ」が加入するタイミングと戦い方の変化
 
この内容は、無料公開中の「GameJam版」の序盤をもとにまとめていますが、今後リリース予定の製品版でも大きな流れは同じになる予定です。初めてプレイする方はもちろん、久しぶりに遊ぶ方の確認用としても使っていただけます。
ちなみに、この記事で扱う部分は「前編」と呼ばれる範囲の最初のステージです。
冒険が、まだ小さな一歩を踏み出したばかりのタイミング。
ここから物語は、少しずつ加速していきます。
オノゴロ村:初期資金と装備の整え方
ゲームが始まって最初の拠点、それがオノゴロ村です。まだ戦闘は始まらず、ストーリーの導入と、これから始まる冒険への準備期間といった位置づけになります。
ここで注目したいのが、最初のイベントで手に入る“まとまったお金”です。物語上は「このお金を、ある人物に届けてほしい」と頼まれるのですが……ちょっと待ってください。
そのお金、装備にまわしてみませんか?
実はこのお金、届ける前に使ってしまっても、特にペナルティはありません。
むしろ、先に装備を整えることで、この先の戦闘が一気に楽になります。
しかも、村人のセリフの中にこんなヒントがあります:
「アナムが狩りで稼いでくれてるおかげ」
これはつまり、村の外に出ればすぐにお金は稼げるということを示唆しています。最初に手に入るお金は、“後で取り返せる前借り”のようなもの。迷うことなく装備に使ってしまって大丈夫です。
装備はすべて買い換え可能
村の武具屋では、アナム用の装備が一通りそろっています。
所持している初期装備をすべて売却すれば、全装備を購入するのにちょうど足りるようになっています。
【おすすめの流れ】
- 村の道具屋で装備の価格をチェック
 - アナムが持っている初期装備をすべて売却
 - 持ち金とあわせて、武器・防具を一式そろえる
 
▼ 装備ショップの画面

森でのお金稼ぎとストーリー進行
装備を整えたら、いよいよ村の外へ。
最初の冒険の舞台は、オノゴロ村の外にある小さな森です。ここでは戦闘の基本を覚えながら、前借りして使ったお金(約1000G)を取り戻すのが主な目的になります。
目標は1000G!森でお金を稼ごう
この森に出現する敵を、だいたい8体ほど討伐すれば、ちょうど1000G前後のお金が手に入るようになっています。しっかり装備を整えていれば、序盤でも無理なくこなせるバランスです。
アナムはこの時点では一人での行動ですが、持っている「神技(しんぎ)」をうまく使えば、戦闘はスムーズに進められます。
神技は、MPではなくTP(集中力)を使って発動します。
効果的に使うには、防御などでTPを溜めるのがポイントです。
セーブができないので慎重に!
この森は、ダンジョン扱いでセーブができない仕様になっています。
回復アイテムや装備に不安がある場合は、一度村に戻るのも選択肢のひとつです。
▼ 森全体のマップ(GameJam版)

🔍 出入り口や宝箱、位置を把握しておくと、より安全に進められます。
ストーリーを進める“もう一つの目的”
はじめはお金を稼ぐために訪れた森ですが、物語が進むにつれて、ここがとても大切な場所であることが見えてきます。
2回目の森では、ある者――小さな妖精ヒルコとの出会いが待っています。
この妖精は、ほんの短い会話の中で、物語の核心に関わる“あるもの”をアナムに託します。
それが何を意味しているのかは、この時点ではまだ明かされませんが、後の展開で静かに繋がっていきます。
ヒルコという名前は、日本神話にも登場する存在をモチーフにしています。
詳しくは別記事「ヒルコとは何者か?」で解説予定です。
さて、スセリを助けることができるでしょうか?
森の奥でアナムが迎える“選択”は、これからの冒険に大きな影響を与えることになります。
森のイベントが終わらせて、村へ帰りストーリーを進めましょう。
そして、物語の舞台はヨモツ鉱山都市へ。
ヨモツ鉱山都市への進行とスクナ加入
オノゴロ村の一件を経て、アナムの物語はヨモツ鉱山都市へと舞台を移します。
ここは鉱山労働が盛んな都市であり、同時にイーザ教本部がある教会の近隣都市でもあります。
一人きりで再出発したアナムは、この地で新たな役割を与えられることになります。
アナム、鉱山労働者として再出発
ヨモツ鉱山都市に到着したアナムは、まずツルハシを購入し、鉱山に向かうよう指示されます。
ここからが、本格的な採掘フェーズの始まりです。
▼ 鉱山マップ:採掘地点(入口)

鉱山では、特殊な鉱石である「魔晶石」を採掘することが目的となります。
この鉱石を納めることで、アナムは、イーザ教から正式な信徒として認められ、行動範囲が広がるようになります。
この段階で、都市の外にも移動可能な場所が増えます。
特に、近くの港町では次のランクの武器・防具が購入できるようになります。
装備を整えて鉱山奥地へ
この時点で、プレイヤーの手元にはそれなりの資金が貯まっているはずです。
港町の装備屋では、以下のキャラクターのための装備が販売されています:
- 〇 アナム(【剣】【ダガー】【小型盾】【大型盾】【軽装防具】【重装防具】)
 - △ スクナ(【弓】【ダガー】【大鎌】【小型盾】【軽装防具】)
 - □ スセリ(【杖】【爪】【小型盾】【軽装防具】【魔法防具】)
 
▼ 港町:武器・防具屋

この奥地は、先ほどの採掘エリアとはまったく異なる雰囲気。
強力な敵が出現するため、事前準備がとても重要です。
万能薬、復活薬も、数個買っておくと安心です。
▼ 鉱山マップ:奥地探索エリア

鉱山奥地での試練と出会い
奥地では、未確認の強敵(ボス級エネミー)との戦いが待ち受けています。
ここを乗り越えることで、アナムとスクナとの信頼関係が生まれ、物語が大きく進展していきます。
▼ 鉱山マップ:奥地探索エリア2

新たな目標
この戦いのあと、物語は思わぬ方向へと動き始めます。
スクナが、自らの素性を明かし、「この街を離れる決意」を語ります。
そしてアナムも、スセリの救出を目指すことになります。
この段階で課されるのは、以下のようなミッションです:
- 港町での特別な道具の受け取り
 - 再会を果たすための装備の準備
 - 敵に見つからず、見張りの塔からの脱出
 
この章の後半では、「見張りの塔」から「教会本部地下」へと舞台が移り、
アナムはふたたびダンジョン攻略を経て、新たな出会いと決意のシーンへとたどり着きます。
物語は、ついに“外の世界”へ
すべての準備と決断が整ったその先――
アナムたちは、今いる場所を離れ、新たな地へ向かうことになります。
見張りの塔からの脱出と、再会の行方
ヨモツ鉱山都市での探索を終えたアナムは、ある人物の導きによって、捕らわれたスセリを助け出すための新たな行動に出ます。
いくつかの準備を経て、物語は再び動き出します。
まずは装備の準備を!
スセリ救出の前に、ぜひやっておきたいのが装備の購入です。
港町では、スセリ用の装備もすでに販売されており、これまでの戦闘や採掘で必要な資金も十分に溜まっているはずです。
🔍 スセリはこの後すぐに仲間になります。
あらかじめ装備を整えておけば、合流後すぐに戦力として活躍してくれるでしょう。
救出道具を入手し、見張りの塔へ
準備が整ったら、指定された場所で特別な道具を受け取り、スセリが捕らわれている「見張りの塔」へ向かいます。
この塔は一本道の構造になっており、マップの掲載は省略しますが、進行自体は非常にシンプルです。
救出道具を使うとイベントが発生し、その瞬間から――塔は一変します。
一度道具を使用すると、塔はダンジョンモードに突入し、敵が出現するようになります。
ここからは本格的な脱出劇がスタートです。
地下通路と教会本部:複雑な迷路とふたつの仕掛け
スセリの救出後、アナムたちは塔の地下から伸びる秘密の通路を通って、
教会本部の地下へと足を踏み入れます。
このエリアは、5つの異なるマップで構成される複雑な構造になっており、一本道ではないため、しっかりとした道順の把握が必要です。
📷 ▼ 教会地下5マップ構成+進行ボタン位置付きマップ





地下エリアを進むには、「2つのボタン」を押さないと先に進めない仕組みになっています。
それぞれのボタンの場所は、上記のマップ内(★)に明示しています。
初見では見逃しやすい場所にあるため、探索漏れに注意しましょう。
ふたたび集う3人の仲間たち
教会地下へ入ると、アナムとスセリのもとに、スクナが合流します。
ここでパーティが再び揃い、脱出へ向けての行動が開始されます。
この一連の流れを終えると、物語は戦闘メインのフェーズから、ストーリーと探索を中心とした「クエストモード」へと切り替わります。
舞台は、王都へ――
新たな都市と、新たな出会いが待つフィールドへ進みましょう。
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※本作は「RPG Maker UNITE」(Gotcha Gotcha Games製/RPGツクールシリーズ)を使用して開発しています。
  
  
  
  
